「自分には運がない」と思っているあなたへ!自分自身で幸運を作り出すヒント


  • 「あの人は運が良くてうらやましいな」
  • 「私には全然チャンスがやってこない」
  • 「私は運が悪い」


皆さんは、そう思ったことありませんか?

自分より評価されている同僚、仕事も家庭も充実している友人、自身の成功をSNSで語る有名人・・・。そんな人たちと比べて、私はどうして全然ダメなんだろうと落ち込んでしまう。

自己啓発本や成功者の本を読んでも、なんだか自分にしっくりこないし、現実離れしているように感じる。


今日は、運のない自分とお別れするためのヒントのお話です。
J.D.クランボルツさんの『その幸運は偶然ではないんです!』という本を参考にしながら、自分自身で幸運を作り出す方法を見ていきたいと思います。クランボルツさんは、スタンフォード大学の教育学・心理学教授をされている方です。

この本の言う、幸運を作り出すために大切なことはとてもシンプルです。
それは「行動を起こすこと」。

幸運は、夢見て待ち続けている人のところに来るのではなく、失敗を恐れず自ら行動した人のところにやってくると言うのです。

本の中では、「行動を起こすこと」がいかに幸運を呼び寄せることにつながるか、たくさんの人の事例を紹介しながら説明しています。あの時あの行動を起こしたからこそ自分の満足いく人生にたどり着けた、そんなストーリーです。
(詳細が気になる方はぜひ原作を読んてみてください。ページ下部にも本の出典を載せています)

そんな数々のストーリーに刺激されて、私も自分自身の人生を振り返ってみました。


 私は子供の頃、人と関わることが苦手でした。相手の感情に振り回されてすぐに疲れてしまうからです。就職が近づくにつれて、私は対人関係が苦手なことに劣等感と焦りを感じるようになりました。自分を変えたいと思い、当時スペイン語を勉強していたこともあって、南米アルゼンチンへ留学を決めました。
 右も左も分からない海外で、現地の人たちにたくさん助けられました。人の温かさに触れて自分の価値観が大きく変わり、誰かの力になれる仕事がしたいと思うように。そうして、人材サービス会社に就職しました。3年間そこで働き、新しい環境に挑戦したいとスタートアップ企業に転職しました。1社目の会社と比べると何もかも整っていない環境だったのですが、私はそこで自分の強みに気づき、本当にやりたいことを見つけることができました。


こうした私の人生を「行動を起こすこと」という切り口で考えてみると、

  1. アルゼンチンへ留学することを決意し、実際に留学した。
  2. 対人関係が苦手だったが、留学先で現地の人と交流した。
  3. 自分がしてもらったことを、仕事として還元しようと思った。
  4. 就職活動を行い、人材サービス会社に就職した。
  5. スタートアップ企業に転職した。
  6. 新しい環境でもめげずに働き続けた。

ということが挙げられます。

偶然留学に行くことになって、幸運なことに自分の希望していた人材業界に入れて、3年後に新しい環境に転職できて、たまたまやりたいことに気づける機会に恵まれた。今まではそう思っていました。でもよく考えてみると、私が行動を起こしたからこそチャンスが生まれ、結果がついてきたのでした。

もし、人と関わるのが苦手だからとずっと自分の殻に閉じこもっていたら、今でも人を避け、自己嫌悪に陥り続けていたと思います。

だから、確かにクランボルツさんが言うように、行動を起こすことでしかつかめない幸運があるのかもしれません。


積極的に行動してチャンスをつかみ、新しい経験を最大限に活かそうとすることで、満足のいく人生を見つけることができる

この本の言葉を胸に、あなたもちょっと勇気を出して行動してみませんか?

<次回予告>

行動を起こすことが大事なのはなんとなく分かったけど「失敗」が怖くて踏み出せない!失敗して今まで自分が積み上げてきたものが全部だめになったらどうしよう・・・。

次回はそんな方に向けたお話です。クランボルツさんの本の続きを参考に、「失敗」の捉え方について考えていきます。

参考文献

『その幸運は偶然ではないんです!~夢の仕事をつかむ心の練習問題~』J.D.クランボルツ・A.S.レヴィン(著) 花田光世・大木紀子・宮地夕紀子(訳) ダイアモンド社 (2016年改訂)

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