失敗するのが怖いあなたへ!挑戦するかどうか迷った時に思い出してほしいこと



「もし失敗したらどうしよう・・・」

何かに挑戦しようと思った時、誰かに挑戦を勧められた時、そんな言葉がよぎっていませんか?

今日は、失敗したり間違えたりすることが怖くて挑戦するかどうかいつも迷ってしまう、というあなたにぜひ読んでもらいたい内容です。J.D.クランボルツさんの『その幸運は偶然ではないんです!』という本を参考に、「失敗」の捉え方について考えていきます。


間違えるよりももっとひどいことがある。それは、間違えるかもしれないという恐怖から何もしないことだ

クランボルツさんは本書でこのように話しています。間違い(失敗)を怖がっていると、本当に自分がやりたいと思っていることもできなくなってしまいます。間違ったり失敗したりすることよりも、自分のやりたいことができなくなってしまうことの方がずっと怖いことだということです。

でも、せっかく挑戦してもダメだったら今まで投資した時間や努力が無駄になるのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。例えば、国家資格取得のために高い資格講座を受講し、毎日勉強時間を確保したのに、結局合格できなかったというようなケースです。

そのような不安に対して、失敗が新たな学びとチャンスにつながった複数の事例がこの本で紹介されています。

新しいことに挑戦する時「間違えることはよくあることで、当たり前のこと」。
間違いは重要な学びをもたらし、時には、あなたが望んでいた結果よりもむしろ良い結果へと導いてくれる」ということを証明してくれています。


私自身も自分の経験に当てはめてみました。

 私は新卒として入社した人材サービス会社で約3年働きました。色々な業務を経験させてもらい、尊敬できる上司や同僚もいました。しかし、会社が成長するにつれて、会社が目指す方向性と私が大切にしたい価値観に違いが出てきました。そうして転職を考えるようになりました。 しかしいざ行動を起こそうとすると、今まで慣れ親しみ、頑張って積み上げてきた土台がある会社を離れることに強い恐怖や不安を感じました。「転職先でうまくいかなかったらどうしよう」「今より給料や職位が下がってしまうから家族をがっかりさせたらどうしよう」そんなことを考えてなかなか転職する決意がつきませんでした。そんなある日、仕事に対して何の情熱も持てず、文句ばかり言っている自分に気が付きました。家族にも背中を押され、やっと転職を決めることができました。決意するのに半年かかりました。転職先は、想像していた以上に大変でした。環境が整っておらず、最小限の人数で仕事を回すベンチャー企業。きついことがたくさんあり、転職して失敗だったなと思うこともありました。ですが、自分の強みに気づける機会に巡りあり、自分が本当にやりたいと思える仕事を見つけることができました。


当初目標としていた結果が得られなくても、捉え方次第でそこから学べることはたくさんあります。予想していなかった嬉しい結果が得られることもあります。反対に、失敗を恐れて現状維持を続けてしまえば、当然今のままです。的に矢をあてるためにはまず矢を射ないといけません。的を外したらどうしようと不安で矢を射なければ、永遠に的を射ることはできません。

だから、失敗すること、間違えることは決してマイナスなことではないのです。



挑戦するかどうか迷ったら、まずはほんの少しでもいいから行動を起こしてみませんか?

間違いは当たり前のことであり、貴重なもの」そんなクランボルツさんの言葉を胸に。

参考文献

『その幸運は偶然ではないんです!~夢の仕事をつかむ心の練習問題~』J.D.クランボルツ・A.S.レヴィン(著) 花田光世・大木紀子・宮地夕紀子(訳) ダイアモンド社 (2016年改訂)

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